保護者のための進学ガイドブック(P06 奨学金)
-
M.K.さん
-
国際教養学部国際教養学科
出身地:佐賀県
奨学金:
1.上智大学新入生奨学金
→2年生からは「上智大学修学奨励奨学金」
2.上智大学ソフィア会生活支援奨学金
(1)地元の大学ではなく上智大学に進学しようと思った最初のきっかけは何でしたか?
最初のきっかけは、親からの紹介だったと思います。私は高校進学時に、すでに行きたい国立大学がありました。しかし、高校志望の目的であったカナダでの1年間の留学(高校1年3学期〜高校2年2学期)を経てからは、さすがに国立大学を目指すにはカバーしきれていない試験勉強の量が多すぎることを認識しました。そのため、国立大学以外でも目標が叶えられそうな大学を、高校3年生の夏(7月)頃から探し始めました。ちょうどその頃、地元(佐賀)から近い福岡で開催された東京12大学フェアに参加し、そこから親の紹介を通して上智大学の魅力を知ることになりました。最終的には、私の第一志望校として公募推薦入試で入学の機会をいただきました。
当時の私の大学選びに欠かせなかった要因は、「留学で高められた英語力をさらに磨くための英語での授業」と、「将来、何らかの人道支援活動に携わりたい」という思いでした。そのため、国際連合関連のプログラムや授業に力を入れている大学を求めており、学問分野としては国際政治学に関心がありました。
しかし、私にはもう一つ、カナダ留学で得た大きなものがありました。それは、「美術」への熱意と楽しさが再び芽生えたことです。小学校・中学校・高校と美術部に所属し、美術の授業は英語と同じくらい好きな教科でしたが、留学先の学校では自由な履修システムのもとで「美術」の授業を選択し、毎週美術に触れることができました。その結果、これまで以上に描く力とクリエイティビティを鍛えられました。
そのため、留学後も何らかの形で「美術」に触れ続けたいと思うようになりました。そんな私の隠れた思いに気づいたのか、親が「美術史」を学ぶことができる上智大学の国際教養学部を紹介してくれました。大学紹介のパンフレットを読んだところ、学部の説明がすべて英語で書かれており、他大学の国際系学部とは異なる本気度、そして「本当に授業がすべて英語で行われる」という姿勢を真摯に感じました。
また、入試もすべて英語でのライティングと面接だったため、自分にとって非常に合っていると感じました。8月という遅めの決断ではありましたが、この短期間で第一志望校として上智大学を選択しました。
(2)地元の大学と比べて上智大学のどこに魅力を感じましたか?
地元の大学と比べて魅力を感じた点は、英語で授業を行うことへの確固たる体制、国際教養学部で自分の専門を極めつつ他学部の授業も履修できる柔軟性、そして大学全体として豊富な海外プログラムが用意されている点です。確かに、九州にも英語で授業を受けられる学部はありましたが、上智大学の国際教養学部ほど英語教育に対する本気度は感じられませんでした。また、当時の私は「3+2年のジュネーブに向けた大学院進学制度」など、将来の選択肢の幅が大きい点でも、上智大学が断然魅力的だと感じていました。英語で学べるという点以上に、上京への不安を軽減するために「自分に合った少人数での学び」は最重要の志望理由でした。
(3)地元を離れる不安よりも、上智大学(東京)に行きたい気持ちが強くなった「決め手の瞬間」は何ですか?
奨学金制度を知ったとき、「自分の挑戦」という夢を叶えてくれるのは上智大学だと思えました。最大の不安は金銭面でしたが、入学前に申し込む奨学金だけでなく、在学中も「上智大学ソフィア会生活支援奨学金」など、地方からの「挑戦」を支援してくれる機会が多くあります。今も不安はありますが、これほどまでに自分の挑戦を応援してくれる上智大学(ソフィア会)の存在は、入学前の私の背中を強く押してくれるものでした。
(4)奨学金の応募にあたり、どのような準備や工夫をしましたか。
準備としては、「なぜ上智大学で学ぶ必要があるのか」「なぜ奨学金が必要なのか」「奨学金をどのように活用したいのか」という3点を中心に、自分の考えを深く掘り下げました。自分の熱意や意図が適切に伝わっているかを重視し、内容や表現に違和感がないかを何度も確認しました。
(5)奨学金の応募や継続の中で、大変だったことや不安に感じたことはありますか。
大変だったことは、奨学金の出願理由に加えて、本奨学金を得て大学4年間で何に取り組みたいのかを「徹底的に掘り下げ、言葉として具体化する」過程でした。受験の時点で大まかな4年間のビジョンは持っていましたが、履修内容、参加したいイベント・プログラム、研究の進め方まで落とし込む作業は、これまで経験したことのないものでした。
(6)上京や学費に不安を抱えている受験生に奨学金への応募を考えている人にアドバイスをお願いします。
「不安」が100%消えることはありませんが、対処法はあります。その一つとして、My Sophiaの「掲示板」で日々情報を確認し、自ら積極的に調べることが挙げられます。情報を得ても不明な点がある場合には、一人で抱え込まず、大学職員(学生センター)に相談し、助けを求めることをためらわないことが大切です。
(7)実際に入学してみて、当時の「選んだ理由」が正しかったと感じる具体的な場面は何ですか?
今では大の仲良しである、上智大学で出会った仲間や友達との日々です。正直なところ、上智大学には美意識の高い人が多いという噂を聞いており、それも一つの不安でした。そのため、授業が始まるまでは「自分と同じような価値観の人はいるのだろうか」と心配していました。
特に私は、コロナ禍や遅めの志望決断もあり、上智大学が実際にどのような場所なのかを十分に想像できていませんでした。しかし今では、「なぜあんなに悩んでいたのだろう」と思うほど、大学のさまざまな場面で友達ができ、「For Others, With Others」の精神のおかげか、安心して、かつ思う存分、勉学や自分の興味・関心のある活動に取り組むことができています。授業中には時に激しい議論で意見が衝突することもありますが、異なる意見を発表・共有できる安心感のある環境であることを、毎回の授業で実感しています。
【保護者の方より】ご息女の上智大学への進学についてどう感じていますか?
上智大学は国際的な視点を持った学生が多く、そんな友人たちとの出会いも、子供の財産になるのではないでしょうか。子供が学びたいと思える大学に進学できて、親として嬉しく思っています。