特別入試で合格
特別入試
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S・Hさん
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カトリック高校対象特別入試
文学部・新聞学科
東京都出身
■受験生へメッセージ
受験期は不安やプレッシャーに押しつぶされそうになることもあると思います。そんなときは「『辛い』に『一』を足すと『幸せ』に。」という言葉を思い出してください。今はとても辛い時期だと思いますが、あとから振り返ってみると「あのとき頑張っていてよかった」と思えるはずです。受験後にどれだけ大変なことがあっても、受験を乗り越えた自分が強い味方になってくれます。焦らず、自分を信じて頑張ってください!応援しています!
■上智大学を目指した理由、学部学科を選んだ理由
一番大きなきっかけは、高校2年生のときに被災地ボランティアで福島県を訪れた経験にあります。被災者の方が、「メディアは復興について明るい部分を切り取って報道していることが多いけれど、本当は被災者の心の部分はまだ復興していない。これは復旧なだけで、復興ではない」とお話しされていました。そのときに、マスメディアにとって都合のよい部分が切り取られて、当事者の意図とは異なる形で報道される、いわゆる「メディアによる切り取りの報道」に問題意識を抱き、メディアが人々に及ぼす影響や報道のあり方に興味を持ちました。「実践と理論」の両方からジャーナリズムやメディアについて学ぶことができることに強く魅力を感じ、上智大学の新聞学科を志望しました。
【文学部】https://www.sophia.ac.jp/jpn/academics/ug/ug_human/
■現在、大学生活で力を入れていること
勉学とサークル活動とアルバイトを両立させることに注力しています。新聞学科で学んでいることに加えて、より実践的に映像制作に取り組みたいという思いから「上智大学放送研究会」に所属しました。さまざまな感性を持つ他学科の学生とともに映像やラジオ番組などの作品をゼロから作ることで、視野も広がりました。それに加えて、課外活動として学生新聞団体に所属して取材活動を行ったり、スタジアムでのお客様案内のアルバイトをしたりしています。幅広い世代の様々な国籍の方々と接することで、授業外でも多角的な視座が身に付いたと実感しています。コロナ禍での入学だったのですが、可能な範囲で自ら外の世界に飛び込み、様々なことにチャレンジできた大学生活だったと感じています。
■上智大学に入学して良かったと思うこと
文系の学部に所属していながらも、理系の授業を受講することができることです。上智大学の大きな強みとして「ワンキャンパス」であることが挙げられます。私は、大学2年生のときにデータサイエンスに関する講義を受講しました。幅広い知見を身につけることができる環境が整備されている点は、上智大学の魅力の一つだと感じています。
■受験期を振り返って
1日8時間以上は勉強していました。毎週日曜日の夜に1週間分の勉強スケジュールを立てていたのですが、土曜日は予備日として白紙にしておき、できなかった分や足りないと感じた分を土曜日に行うようにしていました。そうすることで、無理なく、自分を追い込みすぎずに勉強できたと感じています。前期には基礎を固めると同時に、苦手科目であった英語や古典に注力して勉強しました。夏休みには、一般選抜対策とカトリック校特別入試のための小論文・漢字・時事ワード対策を行いました。学科試問があるため、早いうちから過去問を取り寄せ、「スピードを意識しながら書く」練習をしました。英単語や古文単語などは毎日欠かさず触れるようにし、ルーティン化していました。カトリック校特別入試の直前期は、複数名の高校の先生に小論文を添削していただいたり、面接の対策をしていただいたりしました。
■おすすめの勉強方法
学校までの通学時間や休み時間など、隙間時間を有効活用して勉強に費やしていました。現代文や古文はとにかく問題集をこなすのみ!「1日1題」を毎日必ず解くことで大きく成績が伸びました。
■勉強の息抜き・気分転換
好きな音楽を聴きながら、家の近くを30分散歩していました。机から離れることで、リフレッシュできました。
■スマホとの付き合い方
「勉強を始める時間になったら、学校のカバンのチャックの中に入れて、カバンから一切出さない」というルールを決めていました。視界に入らないようにすることで、集中して勉強することができました。
■面接の対策について
高校の校長先生や担任の先生に面接練習を申し込み、約2週間毎日放課後に練習に付き合っていただきました。日頃から新聞やニュースを読み、自分の考えを結論ファーストで端的に伝えられるように意識して対策を行いました。また、直前期には知り合いの上智大学の学生から上智大学の魅力や特徴を伺い、実際に通っているイメージがより鮮明に浮かぶように心がけました。