特別入試で合格
特別入試
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C・Yさん
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カトリック高校対象特別入試
総合人間科学部・社会福祉学科
東京都出身
■受験生へメッセージ
一般入試と比べて、推薦入試は情報も少なく、立場が低く見られてしまうのではないかと思う人もいるかもしれません。しかし、私の周りの推薦入試で入学した友人は、授業もしっかり受講していますし、自分のやりたいことに一生懸命で尊敬しています。一般入試で他大学を目指していた時期もありましたが、今は上智大学に入ることができて本当に良かったと思っています。大切なのは「入学してからどうしたいのか」ということです。受験生の皆さんの未来がより良いものとなりますようお祈りしています。
■上智大学を目指した理由、学部学科を選んだ理由
第一に、社会福祉学科の中でもハイレベルな大学だったからです。私は高1の夏から子ども食堂でボランティアをしており、日本にも貧困があるのだと知り、社会福祉学を追求したいと考えるようになりました。上智の社福は実践と理論の両方を大切にしていることや、キリスト教の考え方に基づいて学びたかったことも理由です。
【総合人間科学部】https://www.sophia.ac.jp/jpn/academics/ug/ug_hs/
■現在、大学生活で力を入れていること
授業、アルバイト、ボランティア、サークル活動…どんなことにも手を抜かず全力で取り組むようにしています。特に、上智大学の夏休みは2ヶ月あったので、所属しているゴスペルサークルの合宿に行ってきました。合宿では花火やバーベキューをしたり、マツケンサンバを踊ったりしました(笑)。元々歌うことが好きで、最近は、学園祭での発表や冬ライブに向けて練習しています。練習は大変な時もありますが、先輩方が本当に優しくてかっこよくて、私もあんな風になりたい!という思いで頑張っています。サークルではみんなでドレスを着たり、有名なアーティストとコラボしたりと、普通では体験できない青春を謳歌しています!ゴスペルには馴染みのない人も多いと思いますが、ソフィア祭やYouTubeで無料で観ることができるので、ぜひ!!
■上智大学に入学して良かったと思うこと
色々な人と出会えたことです。私の高校にはボランティアをしている人があまりいなかったのですが、上智では多様な課外活動に取り組んでいる人たちに出会い、視野が広がりました。学科には留学生も何人かいて、授業のディスカッションでは中国の福祉施設についてお話を聞いたりもしました。世界には色々な人たちがいて、様々な取り組みや文化、考え方があるのだと実感できました。
■高校生活を振り返って
私は部活に入っておらず、代わりにボランティアに参加していた、みんなと違った高校生活を送っていました。友達と話は合わないし、自分に自信が持てない時もありました。ですが、結果的にボランティアが進路につながり、今の私を形作っています。また、合唱コンクールなどの学校行事も手を抜かずやり切りました。クラスの友人たちを振り返っても、勉強以外の課外活動を頑張ることができる人は、受験期にその熱意を勉強に向けることができるのだと感じます。
■受験期を振り返って
受験生時代の私は、とにかく自信がありませんでした。自習室で周りが参考書を解く中、本を読んだり文章を書いたりしていたため、常に不安な気持ちはありました。志望理由書には正解がなく、出願した後も不安でいっぱいでした。結果的に合格できたものの、1年前に戻れたらやりたかったこともあります。それは、納得いくまで自分と向き合うことです。書類作りも、途中で投げ出さず、将来像をしっかり固め、どうして自分はこの大学で学びたいのかということを突き詰めることで、自信が持てるようになると思います。
■おすすめの勉強方法
推薦入試は、評定はあるだけあれば安心です。学校の定期試験は全力で取り組みましょう。上智を視野に入れているのであれば、早い段階からTEAPも受験しておくと安心です。推薦入試とはいえ、不合格となる可能性もあるので、一般入試の勉強と並行して行うことをおすすめします。夏休みは午前中に一般対策、午後は推薦対策に時間を割いていました。試験直前の1ヶ月前からは推薦対策だけに絞って取り組みました。
■苦手科目とその克服方法
小論文試験は、カトリック入試以外の過去問※もメールで取り寄せて解き、学校の小論文の先生に添削していただきました。最初は専門の知識がなかったものの、時間をかけてでも調べて書き上げるようにしました。知識を入れるために、地元の図書館で志望分野に関する本を借りたり、毎日新聞を読んで気になったニュースを要約するという練習を行いました。次第に、本番と同じ試験時間で書き上げることができるようになりました。
※特別入試の過去問の請求方法につきましては、こちらをご確認ください。
■勉強の息抜き・気分転換
一番の息抜きは、学校で友達や先生と話すことでした。また、塾で食べる昼食は、家族におにぎりを握ってもらったり、コンビニで好きなパンを買ったりと充実させることで、ご飯の時間まで頑張ろうというモチベーションになりました。
■スマホとの付き合い方
小論文のための調べ物や大学についての情報収集をするため、一切禁止にはしませんでした。SNSはLINE以外はアンインストールし、必要ない時は机の上に置かないようにしていました。
■面接の対策について
面接対策は学校の先生9人、塾の先生2人に見てもらいました。社会福祉学科はポスターを使ったプレゼンテーションの形式※だったため、とにかく慣れるよう回数をこなしました。練習の度にボイスメモで録音して、自分の話し方や答え方のクセを知っておくと良いです。練習と本番では試験官の様子や流れが異なるので、どんな状況になっても対応できるよう気持ちに余裕があることが大切です。なお、これは個人的見解ですが、試験前日の練習相手は、褒めてくれる、モチベーションを上げてくれるような優しい先生にしましょう!
※面接試験の内容は変更となる可能性がございますので、必ずご自身が受験する年度の入試要項をご確認ください
■勉強グッズの紹介
小論文のおすすめ参考書と、今まで書いてきた小論文や面接の想定質問などをまとめたファイルです。